ホストを自分のものにする1の方法

 ホストを捕まえるのは実はさほど難しいことではない。なぜならあいつらには、朝、駅の構内で無防備に眠りこける習性があるからだ。
 今日も今日とて、私は巨大な虫捕り網を持って、熟睡中のホストにそぉっと近寄る。ホストはよだれをたらしてくぅくぅと寝ているだけで、決して私の気配に気づくことはない。
 次の瞬間、私は網を思いっきり振り下ろす。すると間抜けなホストは実にあっさりと捕まるのだ。
 ライターの火であぶっても決してちぎれることのない特殊加工の網。その中でホストは慌てて目を覚まし「ちぃちぃ」と抗議する。
 この鳴き声のかわいらしさに騙されてはいけない。
 実はホストというものは乳首から特殊な毒針を出すことができる。油断した人間はその毒針にあっさりやられ、2分後には全身麻痺になるはめになるのだ。
 もちろん私は油断なんかしない。慎重に網の口をしばると、ホストが暴れないよう、網越しに彼らの両腕を後ろに回し、ロープでしばりつける。ニップレスを両乳首に貼り付けるのも忘れない。 これでこいつらの強大かつ唯一の武器を封じることができたってわけ。

 私が何本も何本も舌の擦り切れるまでちんちんを舐めて、ようやく稼いだ金を根こそぎ持ち去ったこいつらを許すわけには、どうしてもいかない。
「今日も大量」
 早朝、特殊な網の中に大量のホストをつめこみ、私は今日も家路につく。ホストたちはいつものようにまとめて焼却炉で燃やしてしまうつもりだ。
 怒りなのか恐怖なのか、網の中のホストたちは「ちぃちぃちぃちぃ」と泣き叫び続けている。


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